お客様のご要望はときどき、長く住むことを考えたら不便になると思われることや強度上危険なことを求めてくることがあります。
過去に、「出来るだけ窓を大きく取ってもらいたい」というご希望のお客様がいらっしゃいましたが、その壁でお客様の望む大きさの窓を開口してしまうと建物の強度が保てなくなるので非常に危険でした。
お客様に納得してもらうまで説明して、強度を保てる大きさで施工させていただきました。
強度を保つといってもぎりぎりではなく、必要以上の強度を持たせたサイズで納得していただきました。
また、私どもからすると、この場所に窓がないと風通しが悪く、湿気がこもってしまうのがわかる場合がありますが、そのお客様は何回説明しても「窓はいらない」と言われました。
湿気がこもってしまうという、結果が分かっているだけになんとかご理解をした頂こうと、お客様には壁の仕上げに入る直前(壁が出来た状態です)に現場を見て再度確認してもらいました。
すると、お客様から「やっぱり、窓が必要ですね」と納得していただいたことがあります。
お客様の希望であっても出来ない場合もあるのです。