【鉄骨と木造】「火事に弱い」「シロアリで崩れる」は本当?営業トークの裏側と正しい見極め方

こんにちは、当サイト管理人のkiyoです。

これまでに「3回」の注文住宅を新築し、現在は過去の経験と反省をすべて活かして建てた、桧家住宅(木造)に住んでいます。

初めて住宅展示場へ行くと、ワクワクする反面、各社の営業マンからさまざまな説明を受けて戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。

特に「鉄骨と木造、どちらにするか」という話題になった時、木造メーカーからは「鉄骨は火事に弱くて危険です」と言われ、逆に鉄骨メーカーからは「木造はシロアリに食べられて地震で崩れますよ」と聞かされることがあります。

両極端な話を聞かされると、「一体どちらを信じればいいの?」「どっちを選んでも危険なの?」と不安になってしまいますよね。

結論からお伝えしますと、「どちらの話も、昔の事実を極端に言っているだけであり、現代の家づくりにおいて過度に心配する必要はありません」

この記事では、3回にわたって数多くのハウスメーカーと向き合ってきた先輩施主の目線で、営業マンの極端な言葉のウラ側にある事実と、不安を煽られた時の「冷静な見極め方」を丁寧にお話しします。

木造の営業マンが言う「鉄骨は火事に弱い」の真実

木造メーカーの営業マンは、自社の強みをアピールする際によくこう言います。

木は表面が焦げて炭になるだけで芯が残りますが、鉄は火事の熱で飴のように曲がってしまい、家が一気に倒壊してしまいますよ」と。

この言葉のウラ側には、どんな真実があるのでしょうか。

「鉄が熱で曲がる」のは事実。でも「火事に弱い」は言い過ぎ

確かに、鉄という素材自体は500度〜900度を超えるような高温にさらされると、急激に強度が落ちてグニャリと曲がってしまう性質を持っています。これは物理的な事実です。

しかし、だからといって「鉄骨の家は火事に弱い」と断言するのは少し極端です。

現代の鉄骨住宅では、鉄の弱点をカバーするために、鉄骨そのものに「耐火被覆(熱から鉄を守る特殊な素材)」を巻き付けたり、火に強い外壁材や内装材を分厚く施工したりしています。

火事が起きたからといって、すぐに骨組みまで熱が到達して一気に家がペシャンコになるわけではありません。

本当に大切なのは「家族が逃げる時間を確保できるか」

万が一、大火災が起きたとしましょう。残酷な現実ですが、木造であれ鉄骨であれ、家が元の状態のまま無傷で残ることはほぼありません。

どちらの構造でも、最終的には大規模な修繕や建て替えが必要になります。

火事において本当に大切なのは、「家が残ること」ではなく「家が倒壊する前に、家族全員が安全に外へ避難できる時間をどれだけ稼げるか」です。

現在の建築基準法をクリアしている家であれば、木造でも鉄骨でも、人が避難するための時間は十分に確保できるようにしっかりと設計されています。

構造による優劣よりも、火災報知器の設置や、火を出しにくい設備(IHなど)を選ぶことの方が、より身近で現実的な対策と言えます。

鉄骨の営業マンが言う「木造はシロアリで崩れる」の真実

今度は逆に、鉄骨メーカーの営業マンがよく使う言葉を見てみましょう。

木造はシロアリに土台を食べられてしまい、そこへ地震が来ると家が倒れてしまいます。うちは鉄骨だから安心ですよ」というトークです。

こちらにも、知っておくべき事実と注意点があります。

木が狙われやすいのは事実。しかし現代の「防蟻処理」は優秀

シロアリが木材(特に湿った木)を好んで食べるのは事実であり、過去の大きな地震では、シロアリ被害で土台がスカスカになっていた古い木造住宅が多く倒壊しました。

しかし、これはあくまで「昔の家」の話です。

現代の木造住宅は、シロアリ対策が格段に進化しています。基礎と土台の間に「基礎パッキン」という部材を挟んで床下の風通しを良くし、湿気を溜め込まない工夫が標準化されています。

さらに、木材自体にも強力な防蟻(シロアリよけ)の薬剤処理が徹底して施されているため、そう簡単にシロアリの標的になり、家が崩れるようなことはありません。

要注意!「鉄骨ならシロアリと無縁」というわけではない

ここで一つ、多くの方が陥りがちな盲点をお伝えします。

それは、「鉄骨の家ならシロアリ対策は一切不要」と思い込んでしまうことです。

実は、鉄骨造の家であっても、床を支える下地や壁のパネル、フローリング、断熱材周辺などにはたくさんの「木材」が使われています

もし床下に湿気が溜まりシロアリが侵入すれば、これらの木材部分は容赦なく食べられてしまいます。

うちは鉄骨だからシロアリは絶対来ないし、対策のメンテナンスも不要です」と安心しきってしまうことの方が、実は大きなリスクになります。

なぜ、極端な「ポジショントーク」が生まれてしまうのか?

なぜ、極端な「ポジショントーク」が生まれてしまうのか?

ここまで読んでいただくと、どちらの言い分も「一理あるけれど、少し大げさに言っている」ことがお分かりいただけたかと思います。

では、なぜ営業マンはこうした極端な話をしてしまうのでしょうか。

自社を良く見せるための「一番分かりやすい比較」だから

営業マンも決して悪気があって嘘をついているわけではありません。

自社の商品(家)を心から良いと思っており、それをお客様に選んでいただくのが彼らの仕事です。

自社の良さを伝える時、一番手っ取り早くて分かりやすいのが「相手の弱点(鉄の熱への弱さや、木のシロアリへの弱さ)」を引き合いに出すことです。

比較することで、自社の強みがより際立って見えるため、どうしてもこうした「ポジショントーク」になりがちなのです。

昔の家のイメージが、そのまま引き合いに出されている

また、営業マンが引き合いに出す「シロアリで家が倒れた」「火事で鉄骨が曲がった」という事例の多くは、昭和や平成初期の古い基準で建てられた家の話であることがほとんどです。

現代の優れた建築技術や対策が施された家づくりにおいては、過剰に不安を抱く必要はないということを、ぜひ心に留めておいてください。

不安を煽られた時の「賢い返し方」と見極めポイント

とはいえ、展示場で実際にネガティブな話をされると、どうしても不安になってしまうものです。

そんな時、施主としてどう対応し、どのハウスメーカーを信じれば良いかという実践的なアドバイスをお伝えします。

「もし〇〇が起きたら、御社ではどんな対策をしていますか?」と聞く

もし営業マンから他社の構造の悪口が始まったら、少しだけ深呼吸をして、こう切り返してみてください。

なるほど、そういう弱点があるんですね。では、御社の家で火事(またはシロアリ被害)が起きた時は、被害を最小限に抑えるためにどんな対策や工夫がされていますか?

他社の悪口で終わるのではなく、「自社の安全対策」を論理的かつ丁寧に語ってくれる営業マンであれば、安心して家づくりを任せられる可能性が高いです。

構造の弱点よりも、建てた後の「メンテナンス費用」に目を向ける

シロアリ対策(薬剤の再散布など)は、効果が切れる頃に定期的なメンテナンス費用がかかります。これは木造でも鉄骨でも同じです。

構造に対する漠然とした不安に気を取られるよりも、「10年後、20年後に、防水や防蟻の修繕費として具体的にいくらかかるのか?」というリアルなお金の話をしっかり確認することの方が、家づくりにおいては遥かに重要です。

木造か鉄骨かで迷ったら、「一括資料請求」で冷静に比較してみよう

住宅展示場に足を運ぶと、各社の営業マンから熱のこもった説明を受け、時には強引なセールストークに疲れてしまうこともあります。

木造と鉄骨、自分たち家族にはどちらが合っているのか分からない

営業マンの話に流されず、もっと冷静に判断したい

そんなふうに悩んでしまった時は、一度展示場から離れて、「住宅カタログの一括資料請求サービス」を活用してみることを強くおすすめします。

一括資料請求には、次のような大きなメリットがあります。

  • 自宅のソファでくつろぎながら、各社の性能や構造の強みを冷静に比較できる
  • 展示場での強引な営業トークや、長時間の拘束を回避できる
  • 広告費をかけていない、知る人ぞ知る優良な「地域密着の工務店」にも出会える

3回にわたって家づくりを経験した私から見ても、情報収集のステップとしてこれほど効率的で、自分たちのペースを守れるツールはありません。

一括資料請求を上手く活用して、家づくりを有利に進める方法や、価格交渉(値引き)のコツなどについては、以下の記事で詳しく解説しています。

木造か鉄骨かで迷っている方は、ぜひ一度目を通してみてください。

>>家づくりを有利に進める一括資料請求の詳しい内容はこちら

3回建て替えた管理人が伝授!タウンライフの相見積もりで注文住宅を数百万円値引きする交渉術

まとめ:正しい知識を持てば、家づくりはもっと楽しくなる

今回は、ハウスメーカー選びで誰もが一度は耳にする「極端な営業トーク」の裏側について解説しました。ポイントをまとめます。

  • 「鉄骨は火事に弱い」「木造はシロアリで崩れる」はどちらも昔の事例に基づく極端な話。
  • 現代の家づくりでは対策が進化しており、構造の違いで過剰に恐れる必要はない。
  • 営業トークの不安に振り回されず、「自社の対策」をしっかり語れるメーカーを見極める。
  • 構造への不安よりも、将来のリアルな「メンテナンス費用」を確認することが大切。
  • 迷った時は一括資料請求を活用し、自宅で冷静に比較検討する時間を作る。

家づくりは、正しい知識さえ持っていれば、不安よりも「ワクワク」が勝る本当に楽しい一大プロジェクトです。

極端な言葉に惑わされず、ご家族の予算や、心地よいと感じる空間(性能)を基準にして、後悔のない最高のマイホームづくりを進めていってください。

木造と鉄骨の「全館空調の効きやすさ」や「固定資産税などのリアルなお金の違い」について、さらに詳しく比較したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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